10/15 建築医学講演会&シンポジウムを開催しました 

10月15日、私が事務局長を務める(社)日本建築医学協会にて、建築医学講演会&シンポジウムを、東京大学の山上会館で開催しました。

当日は雨にも関わらず、多くの参加者が会場まで足を運んで下さいました。山上会館はキャンパス中央の三四郎池のそばに佇む、緑豊かな環境の中にある建物で、中も最近リノベーションされ素敵な会場になっていました。

東京大学 山上会館

松永理事長による開会挨拶では、日本建築医学協会の発足の経緯の話から、建築医学が目指す方向性について話されました。いかに病気にならないかという予防医学がベースになっており、そこには環境が密接に関わっているということでした。

松永修岳 理事長

講演の部では、大塚泰子先生と森幸一先生にご講演いただきました。

大塚先生からは「住むだけで幸せになれる!家をときめきの宝石箱にする建築デザイン」というテーマでお話頂きました。

大塚泰子 先生

トキメキとはどういうときに生まれるか、から考えて住むだけでトキメク家づくりの方法ということで、非日常に変えるデザイン、五感に響く美しいデザイン、自然を取り入れたデザイン、などについてお話されました。
建築家独自の視点で、光の取り入れ方や機能的な家事動線にも話が及びました。R(曲線)壁などは影ができにくく、柔らかい表面空間を演出することができたり、周遊できる動線にすることでイライラを軽減することができたりする、とのことでした。一般には厄介と思われる雨や傘や雑草までも、楽しむデザインにしてしまう大塚先生の独自の手法は、大変印象的でした。

大塚泰子 先生

森先生からは、「太陽光と同等な光で健康を守る」というテーマでお話し頂きました。

森幸一 先生

まず病気大国日本の現状の話から始まり、先進国の中で唯一日本だけがガンが増えていること、うつ・引きこもり・不登校・認知症などが急増していることについて、現状を説明して頂きました。そして病気になる原因となるものとして、「水、空気、光、食事、運動」が重要であるとのことでした。その中でも、光についてはLED照明の問題点としてブルーライトが網膜障害やしい力低下を引き起こし、さらには自律神経を乱してしまうということでした。森先生が開発された陽光LEDによって、自律神経を整えることができ、実際様々な現場で変化が起きていることを、様々な事例を出して説明して下さいました。

森幸一 先生

続くシンポジウムでは、2人の先生方に加え、公衆衛生医師の落合正浩先生、日本建築医学協会の松永理事長が加わり、医療や建築医学の観点から今回の講演内容についてコメントして頂きました。

落合正浩 先生
松永修岳 理事長

また、実際に陽光LED照明や一般のLED照明を使ってスペクトルを測定したり、ブルーライトが本当にカットされているか、測定して見せて頂きました。一般に広告などで謳われている「太陽光と同じ」や「ブルーライトカット」などと呼ばれているもの多くが実際と違うということが分かり、大変衝撃的でした。その他にも様々な面白い実演をして下さり、会場は大変盛り上がりました。

森幸一 先生
大塚泰子 先生

シンポジウム終了後の懇親会では、講師の先生方だけでなく、参加者同士の親睦も深めて頂くことができ、盛況のうちに終えることができました。

閉会挨拶 本山千絵理事
懇親会にて

参加者の皆様からは
「住まいが性能の優劣に向かっている中で、それだけでは幸せと豊かさは得られないことが良く理解できました!」
「凄くタメになってトキメキながら楽しいお話を聞けました。七つの方法にこだわった家づくりをできるところからしていきたいと思います。」
「照明がどんなに影響力があることを知り、目から鱗です。もっともっと知りたい。今日はありがとうございました。」

など、たくさんのコメントを頂きました。
誠にありがとうございました。

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