2/22 建築医学勉強会を開催しました ~空き家問題の対策から生み出された4方良しの新しい住宅査定システム~
2月22日、私が事務局長を務める(社)日本建築医学協会で、勉強会を開催しました。
今回は、株式会社住宅デザイン研究所の金堀健一 様に、「空き家問題の対策から生み出された4方良しの新しい住宅査定システム」 をテーマにお話して頂きました。

実際の空き家問題を対処していく中で、空き家問題は建築の問題のみならず、相続問題や土地境界の問題、お金の問題、解体の問題など、建築士だけでは対応できないと感じられたとのこと。

空き家問題の原因は、新築の供給が多すぎる、日本の住宅の平均寿命が短い、ということなどが挙げられます。イギリスやアメリカでは住宅平均寿命が100年を超えているにも関わらず、日本の住宅の場合は30年程度です。

長持ちしない理由としては、リフォーム投資の意識が低いことがあります。その背景には、中古住宅の価値が認められていないことがあります。日本市場において、木造住宅は築22年で評価はゼロになってしまいます。

日本の気候が住宅を劣化させやすい、という面は確かにありますが、築年数何百年のお寺が存在しているように、木造でもきちんとメンテナンスをしていけば長持ちさせることが可能なのです。
築年数だけでなく、質によって住宅を評価できる仕組みができれば、住宅の価値を高めることができるとのこと。その中で金堀様が開発に関わった、THK住宅査定システムをご紹介して頂きました。

質に関しては、住宅性能だけでなく、建築医学的な要素も是非評価項目に取り入れて頂きたいことも、対談でお話させて頂きました。
ありがとうございました。

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