1/25 建築医学勉強会を開催しました ~余剰建材を活用したエシカルなリフォームの可能性について~

1月25日、私が事務局長をと務める(社)日本建築医学協会で、勉強会を開催しました。
今回は、株式会社プランニングオフィスRoom375の福島様に、
「余剰建材を活用したエシカルなリフォームの可能性について」
をテーマにお話して頂きました。

気候危機が深刻化し、2050年カーボンニュートラルに向けて、各業界の取り組みが様々に行われていますが、建設業界においては、「建材ロス問題」が深刻になっています。このままのペースで行くと、2025年頃には、日本における建材の捨て場はいっぱいになってしまうとのこと。

プラスティック系の新建材とよばれる建材もある程度の割合を占めており、建築現場の余剰建材を捨てずに上手に活用することで環境負荷を低減し、持続可能な社会づくりに寄与できることを説明して下さいました。

実際のリフォームの事例では、クロスだけではなく、古材などを使ったリフォーム事例も紹介して下さいました。

古株をテーブルに作り変えたり、欄間の彫刻デザインを店舗の一部に使うなど、発想次第で違い用途にも十分活用することができるということが分かりました。

新建材や古材を再活用するリフォームは環境負荷を低減するだけでなく、従来と異なる用途や組み合わせの妙が出たり、あるものから何を作れるか考えることで創造性も高まるということです。

今回、ある理事の紹介で講師をして頂いた福島様ですが、たまたま軽井沢に別荘を建築中で、ご挨拶に伺わせて頂きました。住宅街から離れた森の中にあり、サロン兼露天風呂付きの住まいという、とてもこだわりの感じられる邸宅でした。
これからの時代はやはり2拠点生活が理想と思われます。

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