1/1 謹賀新年2023

明けましておめでとうございます。
本年もよろしくお願い申し上げます。

2021年に軽井沢に移住してから、2度目の新年を迎えます。
自然環境の良い軽井沢で、このように活動できていることを大変有難く思います。

コロナによってリモートワークが普及し、
時間と場所の制約が大幅になくなったことは、大変有難いことです。
もちろん、対面してこその仕事や人間関係が重要であることには変わりありませんが、必要以上の移動が不要となり、より効率的に生活できるようになった気がします。

軽井沢に移住して様々な発見がありましたが、建築的な面から言えば、断熱性・気密性の大切さを身をもって実感しました。
軽井沢の冬は、気温がマイナス10度くらいになりますが、家は気密性・断熱性がしっかりしているため、十分快適に過ごせるのです。むしろ、東京の方が家の中は寒い状態だったと言えます。

外も気持ち良い寒さで、東京のような嫌な寒さではないのです。
これは何故なのか、色々考えてみましたが、やはり東京のような建物だらけの環境と森の中にある環境の違いから来るものなのかな、と思います。

断熱性・気密性に関しては逆に、いかに一般の建物の断熱性・気密性が低いか、ということに気づかされました。寒冷地仕様の建物や高断熱・高気密を売りにしている建物は別として、一般の住宅や賃貸住宅は、コストとのバランスで、そういった見えない部分の所はいい加減にされてしまいがちなのです。

ただ、私を含めほとんどの人は、自分の家は普通であると思っています。それは毎日の生活で
慣れてしまうからです。ここが最もネックになる部分で、自分や自分の環境を把握するのは非常に難しいものです。
私も移住前は、1年(春夏秋冬)を通して暮らしている場所は10か所以上ありましたが、特に断熱性・気密性が悪いとは感じたことがありませんでした。軽井沢に来て、初めて分かったことなのです。

これからの気候は春や秋のような気候は少なくなり、夏のように暑いか冬のように寒いかという極端な気候になってくると言われています。そうなると、断熱性や気密性の住宅性能はますます重要になってくると思われます。

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