2021/5/25 建築医学勉強会を開催しました。

5月25日に、私が事務局長を務める日本建築医学協会にて、勉強会を開催しました。
今回は、カーペットをテーマにして、
堀田カーペット(株)代表取締役の堀田将矢様を講師に迎え、
お話をして頂きました。

まずカーペット市場がどんどん縮小傾向にある現状のお話から始まり、
なぜそのような状況になってしまったのか、
実はその背景にはカーペットに対する誤ったイメージや認識がある、という形でお話が展開されました。

カーペットはダニの温床、カーペットはアレルギーに悪い、
というのは昔はテレビでも言われていたことですが、
実はデータ的には全くそうでない、むしろ逆であることが分かりました。

特に空中に舞い上がるハウスダストについては、
カーペットはフローリングの10分の1にまで抑えることができるとのことでした。
実際にホコリを可視化した比較映像で、明らかに舞い上がりの状態が違うというのが分かりました。

また、ウールカーペットは漆喰の次に調湿性能が高い仕上げ材で、
他の床材に比べて圧倒的に結露を防ぐ効果が高い、ということを説明して下さいました。

カーペットの暮らしは「床(地)に近づくことができる」というのも印象的でした。カーペットの快適さの根本はこのあたりにある気がしました。

建築医学協会事務局の目の前にあるホテルオークラのカーペットも作られたということで、
とてもご縁を感じました。
堀田様自身もとても気さくな方で、大変話が盛り上がりました。
ありがとうございました。

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