2025/8/27 建築医学勉強会を開催しました~音が人間の心身に与える影響について~

8月27日、私が事務局長を務める(社)日本建築医学協会にて、建築医学勉強会を開催しました。


今回は、音によって心と身体のバランスを整える手法を見出し、“音浴®”(特許取得済み)をはじめとするサウンドを通じ、現代人のストレスや睡眠障害、メンタル不調の改善に取り組んでいる(株)クレイドルの前田壮一様にお話をして頂きました。

まず最初に、人間が聞こえる音というのは音のほんの一部であり、世の中には様々な音であふれているということを認識する必要があるということでした。

人間の可聴範囲は20~20,000HZであり、これはネコの10分の1くらいであり、イルカなどはもっと多くの音を認識することができます。しかも、人間の耳に聞こえない音こそ、人間に様々な影響を与えています。

例えば、レコードがデジタル化したときに、レコード派の方は情緒がなくなった、感動がうすくなったという声が挙がりましたが、それはレコードにはより多くの非可聴音域の成分が含まれていたからだと考えられます。

高周波数(ハイパーソニックサウンド)の研究によれば、音が自律神経系や視床下部に影響を与えることが示され、糖尿病の予防へ血糖値上昇を抑制することもできるということです。

低周波のシューマン波についてもお話して頂きました。シューマン波は人間の脳波と同調し、人間の整体リズムを整える働きがあります。人間の睡眠は地球の振動数と共振すると、体のエネルギーを回復させることができると言われており、人間がいかにシューマン波に入っていけるかが重要であるとのことでした。

音に関する様々な性質や研究内容について分かりやすくお話頂き、音の奥の深さが感じられる内容でした。

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